日本唯一の神学専門の単科大学である東京神学大(東京都三鷹市、山内眞学長)はこのほど、今年5月1日現在の在籍学生数を同ウェブサイト上で発表した。発表によれば、学部3・4年生の総数は56人であるが、同1・2年生の総数は11人とその約5分の1しかないことがわかった。
学部の収容定員は125人で、そのうち在籍学生は67人。在学生比率は0.54となる。しかし、3年生31人、4年生25人の学生数に比べ、1、2年生は、それぞれ6人、5人と極端に少ないことが目立つ。一方、大学院では、前期課程は収容定員60人のうち在学生が44人、在学生比率は0.73と学部よりも高いが、逆に後期課程は収容定員30人のうち在校生は6人と極端に少ない。
同大は昨年、財団法人大学基準協会に対して「自己評価報告書」を提出し、今年に入って大学基準に適合するとする認定を受けていた。しかし、今回の審査では学生の受け入れにおいて「重大な問題を抱えていた」と指摘されており、入学者受け入れが大きな課題として持ち上がっている。