11月下旬に来日が予定されているローマ教皇フランシスコが、東京訪問時に天皇と会談するほか、東京ドームでミサを行うことが調整されている。日本テレビが14日、関係者の話として伝えた。
それによると、教皇は11月下旬、被爆地の長崎と広島を訪問後、東京を訪れる方向で日程が調整されており、11月25日を軸に天皇との会談が検討されているという。東京ではこの他、5万5千人を収容可能な東京ドームでのミサも検討されている。
天皇との会談や東京ドームでのミサについては、長崎新聞が3月、カトリック大阪大司教の前田万葉枢機卿の話としても伝えている。それによると、教皇は安倍晋三首相との会見も予定しており、長崎では核兵器廃絶に向けた平和のメッセージを伝え、長崎ビッグNスタジアム(2万5千人収容)でのミサも検討しているという。
滞在期間は3泊4日前後の見通しで、前田枢機卿が同紙に語ったところによると、日程の正式な決定と発表は6月末~7月ごろになる予定。