聖書の巡回教師として東京、大阪、福岡など全国6カ所で集会を開催する村田雅春氏(スプリング・オブ・ライフ・クライストチャーチ牧師)が27日、東京での集会で「うつ病」を主題に講演した。村田氏は、「多くの人はまだなってもいないものに恐れを感じている」「心のパラダイムシフトをすることでまったく異なる生き方ができる」と聖書からうつ予防へのアドバイスを語った。
村田氏は、▽いつまでも人をゆるせない、▽いつまでも自分の罪を責める、▽喪失感(大事な人・物を失った)、▽自分には価値がないと思う、▽過度のストレス、などをうつになる主な原因として挙げた。「心の一新によって自分を変えなさい」(ローマ12:2)の聖句を引用し、キリスト者は自分の考えをいつも聖書の御言葉と照らし合わせ、悪い考えを常に「御言葉でさっと洗う」ことが必要だと語った。
また、思い悩む弟子たちにイエスが「空の鳥を見なさい」(マタイ6:26)と語られた御言葉を引用し、「多くの人はまだなってもいないものを恐れて信じている。それならいいほうを信じればいい」と心の思いを良い方向へと切り替える「心のパラダイムシフト」の必要性を聖書が語っていると伝えた。
村田氏自身も小さいときから強いコンプレックスに悩み、さらに真面目で融通が利かず、一生懸命に完璧主義な性格が加わり、まさにうつになりやすい典型的な人間だったという。しかし、心から神を信じたとき、人生が180度良い方向へと変えられた。「信仰は不可能を可能にする力」「人間は変われる」と力を込めた。
村田氏は、「(キリスト者には)生ける神様が住んでおられる」「本当の身分を知っていれば、心が崩れない」と、キリスト者の中にある本当の強さを強調した。
東京では毎月1回のペースで集会を開いており、次回は10月18日を予定している。場所は東京都中央区湊1‐1-12の芝本産業(株)湊ビル地下会議室。詳しくはスプリング・オブ・ライフ・クライストチャーチのホームページで。