日本で多数の賛美音楽を輩出しているミクタムレコード(東京都新宿区)は、先月27日にリリースしたニューアルバム『I・N・O・C・H・I −NEW LIFE− / い・の・ち』の発売を記念して1日から、沖縄から北海道までを巡るワーシップ・セレブレーションを開催している。東京では9日にお茶の水クリスチャンセンター(東京都千代田区)で開催し、リリースされたばかりの新曲を聴こうと約160人が参加した。
ニューアルバム『I・N・O・C・H・I』は、ミクタムレコードの第23作目のアルバム。北海道から沖縄までのクワイヤーが集結し、プレイズ&ワーシップソングとして東京・沖縄でレコーディング。収録曲の「聖霊の風吹いて」は、日本の南端に位置する沖縄で聖霊の炎が燃え上がり、北端の北海道まででリバイバルが起こることへの願いが込められており、曲中でも沖縄の楽器、三線(さんしん)などが使用されている。
9日に行われたセレブレーションで、ミクタムレコード創設者でアーティスト、牧師である小坂忠氏は、「今、本当に簡単に命が奪われている時代」だと、アルバムのタイトル「いのち」が現代において本当にタイムリーなものではないかと語る一方、「偉大なる主、愛の主に賛美を捧げよう」「聞くだけではなく、みなさんも一緒に歌ってください」と呼びかけ、ミクタムワーシップクワイヤーとともに収録曲全12曲を披露した。
今回のアルバム制作には、若手ワーシップ・リーダーの山川哲平、難波裕美らも参加。9日のセレブレーションでは、小坂氏が「次世代のリーダー」として紹介し、「『受けるために来たのではなく、捧げるために来た』という言葉で献身を決めました」「神様の前では放蕩娘だったと思う」などと、ワーシップ・リーダーとして立てられるまで経てきたそれぞれ証を語った。
また小坂氏は、伝道していると「キリスト教は外国の宗教」などと言われることもあり、キリスト教がまだ日本に溶け込んでいないのではないか。日本で歌われている賛美のほとんどが未だに外国製のもので、「何で私達(日本人)の口から賛美が出てこないのか」「日本製のワーシップソングが海外に輸出されるほどまでになって欲しい」と、日本オリジナルの賛美の必要性を訴えるとともに、またその制作に力を入れていきたい思いを語った。
『I・N・O・C・H・I』には、▽賛美と栄光、▽強くあれ雄々しくあれ、▽偉大なる主、▽聖霊の風吹いて、▽最高の賛美、▽God is Good、▽あなたの恵みとそのあわれみを、▽命の日の限り、▽天を見上げて、▽命と希望を、▽麗しいイエスの御名、▽I・N・O・C・H・Iの全12曲が収録されている。CD3000円、楽譜500円、CD&楽譜3300円(すべて税込)。
『I・N・O・C・H・I』発売記念のワーシップ・セレブレーションはすでに名古屋、大阪、沖縄で開催されており、27日には北海道の札幌と小樽で、28日には仙台でも開催される。入場無料(席上献金あり)だが、ミクタムレコードのホームページでWEB整理券を申し込めば、抽選でお楽しみグッズも当たる。問い合わせは、ミクタムレコード(電話:03・3358・0891)まで。