記録的な豪雨により西日本を中心に甚大な被害が出ていることを受け、日本国際飢餓対策機構(大阪府八尾市)は9日、緊急募金の受け付けを開始した。
同機構は被災者に対し見舞いの言葉を伝えるとともに「現在も救助の手を待っておられる方がいらっしゃると思います。私たちはこのために速やかな助けがあるようにお祈りしております」と述べている。
募金は「2018西日本広域水害被災者緊急募金」(仮称)として、郵便振替(00170・9・68590、日本国際飢餓対策機構 、「2018西日本広域水害緊急募金」と明記)で受け付ける。同機構の公式サイトを利用してのクレッジットカードによる募金についても、準備でき次第開始する。
また、直接の被災者支援活動についても現在検討中で、今後決まり次第発表するとしている。
NHKが9日朝伝えたところによると、豪雨による死者はこれまでに全国で98人に上り、3人が意識不明の重体、56人が行方不明となっている。都道府県別では広島県が43人と最も多く、次いで23人の愛媛県、15人の岡山県で被害が大きい。その他、京都府では4人、山口県では3人が亡くなっており、福岡、鹿児島、兵庫の各県では2人、滋賀、岐阜、高知、佐賀の各県では1人が犠牲となっている。