日本CBMC(青木仁志理事長)は5月30日、衆院第1議員会館(東京都千代田区)で総会を開き、2018年度の事業計画を承認した。設立以来方針として掲げる「すべての実業人にキリストを伝えよう」の実現に向け、組織体制を強化し、リーダーシップトレーニングなどの事業展開を加速する。
CBMC(Connecting Business and Marketplace to Christ)は、1930年に米国で生まれたクリスチャン実業人の世界組織。96カ国で活動し、8万人以上の会員数を誇る。日本では、74年に韓国で開催された第1回CBMCアジア大会の参加者が中心となって活動を始め、現在では全国8カ所に支部を持つ。
総会には正会員15人を含む関係者ら34人が出席した。冒頭で青木理事長は、「日本の会員数はまだ少ない。将来的には日本でアジア大会ができるようにという高い目標を設定して動き出したところ」とあいさつ。日本のクリスチャン実業人の組織化とリーダーシップ向上に意欲を示した。
総会で示された事業計画の柱は大きく3つある。1つ目は、福音伝道と弟子づくり。8月にCBMCインターナショナルのジム・ファールストム代表を招いて「信仰とビジネスフィールドにおける証」をテーマに講演会を行うほか、クリスチャン実業家や牧師などを対象にしたリーダーシップトレーニングの開催を予定している。
2つ目は、会員相互の親交と連帯協力の強化。事務局の体制を整えると同時に、現在8つある支部(東京第一、東京中央、東京PC、群馬、福島、名古屋、大阪、神戸)を、全国に拡大する。各支部でクリスチャン実業人がつながり、聖書の学びと実践を共有する機会をつくることで、互いの霊的成長を助ける。
3つ目は、国内および世界の福音化への協力。日本のキリスト教界を代表する行事として定着した国家晩餐祈祷会の内容をより充実させ、クリスチャンでない政財界の関係者にもこれまで以上に広く参加を呼び掛けていく。また、アジア大会に日本からも積極的に参加し、日本での開催も提案していく。
これらの事業展開を加速するため、新たに7人の担当理事を立てたほか、牧師などの聖職者7人のアドバイザーと、各界で実績を持つ7人の相談役を任命し、体制を強化した。
総会で承認された組織体制は次の通り(敬称略、各役職内五十音順)。
<理事長>
青木仁志(アチーブメントグループ代表)
<副理事長>
松島修(救霊推進担当理事、エフピーネット株式会社代表取締役社長)
森敬子(国家晩餐祈祷会担当理事、富士見町教会長老)
<理事>
池田幸子(宣教合唱団シモン団長)
池田宏里(NPO法人アジアジュニアオーケストラ協会理事)
井上義朗(国際担当理事、CBMCアジア理事)
近藤高史(日本国際飢餓対策機構総主事)
佐佐木ジョシュア(株式会社GOSMAC代表取締役社長)
鮫島紘一(コミュニティづくり担当理事、野上キリスト教会寄居チャペル主任牧師)
瀬戸健一郎(元草加市市議会議員)
杣浩二(神戸平和研究所所長)
夏目愛子(コミュニティづくり担当理事、元TBRインスティチュート株式会社専務取締役)
西川芳彦(弟子訓練担当理事、株式会社メディカルプラザ代表取締役)
大越重信(福島支部会長)
岡部重成(群馬支部会長)
<事務局長>
和泉大(事務局担当理事、アチーブメント株式会社マネジャー)
<アドバイザー>
天野弘昌(草加神召キリスト教会主任牧師)
大川従道(大和カルバリーチャペル主任牧師)
奥山実(世界宣教センター所長)
永井信義(東北中央教会牧師)
万代栄嗣(松山福音センター主任牧師)
姫井雅夫(総動員伝道代表)
峯野龍弘(淀橋教会主管牧師)
<相談役>
稲葉寛生(チア・にっぽん代表)
大垣昌夫(慶応義塾大学経済学部教授)
神崎清一(日本YMCA同盟総主事)
木俣佳丈(元参院議員)
柴橋正直(岐阜市長、元衆院議員)
山川百合子(衆院議員)
渡部信(日本聖書協会総主事)
日本CBMCでは、クリスチャン実業人の新規会員を募集している。詳しくはホームページ。