韓国の李明博政権がキリスト教を優遇しているとして、韓国の僧侶らが27日、ソウルを中心として大規模なデモを行った。警察の推計によれば、参加した僧侶は5万5000人に上る。
李大統領はプロテスタントの長老派教会に所属し、その熱心なキリスト教信仰が知られている。AFP通信によれば、大韓仏教曹渓宗は、李政権がキリスト教を優遇している疑いがあるとして23項目を指摘している。
政府は仏教徒の怒りを鎮めようと、26日には柳仁村文化観光相が政府関係者による宗教差別を禁止する規則を新設するなどの発表を出している。