2008年8月23日20時41分
世界教会協議会、設立の地で60周年記念を祝う
世界的なエキュメニカル組織である世界教会協議会(WCC)は23日、設立後60年となる節目を迎えた。WCCに加盟する教会の代表者らは22日、公式に設立礼拝ささげたWCCの設立地であるオランダの首都アムステルダムの教会で設立60周年を祝った。
WCCは19世紀後半から20世紀初頭にかけて成功したエキュメニカル運動により1937年、教会指導者らからその設立の合意がなされていたが、第二次世界大戦が勃発したため、公式な設立は1948年8月23日となった。
設立当初の加盟数は147であったが、現在は349の教会、教派、団体が加盟しており、世界のクリスチャン5億6000万人を代表する機関となっている。日本では日本キリスト教協議会(NCC)が加盟している。