現在、在日中国人は70万人以上に達し、50パーセント以上が関東近郊にいます。中国人観光客も毎月50万人が来日しています。
中国で聖書配布をすることは困難ですが、日本でなら可能ではないかと考え、新生宣教団では日本華人クリスチャンセンター(JCC)と相談しながら計画を進めました。配布する場所やタイミングはさまざまな可能性があります。観光客向けに、空港や港、また浅草やスカイツリーなどの観光地で。あるいは、すでに日本に住んでいる中国人に対して。今回はJCCにとって初めてのことだったので、自分たちの生活する範囲で、すでに日本に住んでいる人に配布することになりました。早速、JCC内でSNSによるグループが作られ、情報共有が進みました。
最初の作業として、プレゼントの封入作業があります。中国語聖書、マンガ「ザ・メサイア」、そして新生宣教団のデザイナーが制作したクリスマスカードも同封しました。「聖書が開かれ、希望の光が読む人に広がりますように」との願いが込められたデザインのものです。
新生宣教団スタッフとJCCのボランティアが集まり、配布予定数(2日間で千冊配布予定)を封入しました。積まれた聖書を眺めながら、「みことばを受け取ってもらえますように」と祈ると、心が躍りました。
休憩に中華料理店へ行ったのですが、そこでも隣の席にいる中国の人々へ、JCCの連絡先の名刺を渡しながら声を掛け、封入したばかりの聖書セットをプレゼントしました。中にはいぶかし気に受け取る人もいましたが、クリスチャンもいて、驚きながらも喜んでいました。故郷を離れて必死に日本で生活を送っている彼らにとって希望のメッセージが届けられたのです。
1日目の12月22日(金)は午後5時半から8時頃まで、新大久保駅前、大久保駅前、池袋駅北口前、中国食料品店前、中華料理店前など数カ所に分かれて、声出し、配布をしました。参加者は21人、配布数は604セット。特に池袋では、次の日の分まで配る勢いでした。
2日目の23日(土)は午後2時から開始。大久保地区では人通りがほとんどなく、限られた場所での配布となりました。1時間ほどで100セットを配布しましたが、その後、全員が池袋駅へ移動して合流しました。そこでは北口と東口とに分かれ、熱心に声を掛けながら渡していきました。この日は最終日のため、気持ちも高まり、午後6時まで配布することとなりました。
9教会から延べ人数44人、2日間で1313セットを配布することができました。皆さまのお祈りに感謝します。
■ 新生宣教団