イタリアのカトリック教会は9日、アドリア海沿岸のモリーゼに、浜辺の行楽客向けの空気注入式の「簡易教会」を設置することになった。ロイター通信が伝えた。
8月には多くのイタリア人が夏期休暇を取りビーチへ出掛けることから、ローマやミラノといった大都市は閑散となってしまうため、閉店する商店なども多い。教会も例外ではなく、ミサなどに出席する信徒の数が少なくなってしまうという。
「簡易教会」設置を持ち出した司祭は、地元ANSA通信に対し「ビーチ修道院というコンセプトは行楽客にも修道女らにも歓迎されるものだ」と語ったという。