【CJC】世界教会協議会(WCC)が南アフリカで、オランダ改革派教会(DRC)と57年ぶりに会合を持った。
WCC信仰職制委員会は15日から22日まで、南アフリカの行政首都であるプレトリアにあるエムセニ・クリスチャン・センターで総会を開き、DRCがホスト役を務めた。
WCCは1960年、南アフリカの加盟教会と会談。アパルトヘイト(人種隔離政策)支持をめぐり、DRCは61年にWCCを脱退し、以来半世紀以上も「関係断絶」状態が続いていた。
DRCは86年、あらゆる形の人種差別を拒否することを表明していたが、昨年になって、ノルウェーのトロンハイムで開かれたWCC中央委員会でWCCへの復帰が決まった。
信仰職制委員会は、カトリック教会も含めキリストの主要な歴史的流れに立つエキュメニカル神学の多国間・地球規模のフォーラム。
16日に創設100周年記念コロキアム(会議)が行われたプレトリア大学神学部は、アパルトヘイト時代を経て、開かれた多彩な場所となり、黒人学生が6割を超えるまでになっている。