【CJC】教皇フランシスコは5月29日、バチカン(ローマ教皇庁)組織の責任者らと会談した。会談の目的は明らかにされていない。しかし現地紙「ラ・スタンパ」の報道によると、議論の主な話題は、新たに立ち上がっている「エクレシア(教会)運動」だった。
同紙は、バチカンの当局者が、司祭が教区司教の直接の権限下にではなく、それぞれの運動の中で任命する可能性について議論した、と報じた。
現行の教会法では、司祭は司教または修道会や宣教会などの上長の裁定に従わなければならないとされている。出席者たちは、「エクレシア運動」に携わっている司祭のために、教会法上の新たな機構を創設する可能性について議論したものとみられる。