【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は6月27日、ローマ司教区の教皇総代理カミッロ・ルイーニ枢機卿(77)の定年による引退を承認、後任にバチカン(ローマ教皇庁)最高裁判所長官アゴスティーノ・ヴァッリーニ枢機卿(68)を任命した。
また最高裁判所の新長官にレイモンド・レオ・ブルク大司教(セントルイス)を任命した。
ヴァッリーニ枢機卿は1940年、ローマ県ポーリ生まれ。64年、司祭叙階。教皇庁立ラテラン大学などで教会法の教鞭を取った。89年、ナポリ補佐司教。2004年、最高裁判所長官に。06年、枢機卿任命。