日本聖書協会は、福島県在住の青年クリスチャンを対象に、テイラー大学(Taylor University、ホームページはこちら)への留学支援として、給付型奨学金制度への応募を今年も呼び掛け始めた。このプログラムは、震災から6年目を迎える福島復興のために始められたもの。米国の大学で学ぶという貴重な体験を通しての人づくりをビジョンとしている。
支給人数は1人で、留学開始日から1年間、学費・学生寮費(食費を含む)の総費用全額を支給する。第1回目の2016年度は、いわき市出身の学生が選ばれ、現在、留学生活を送っている。
テイラー大学は、インディアナ州アップランドにメーンキャンパスを持つキリスト教主義の私立大学で、全米で最も古い福音派大学の1つ。教育理念に「信仰と学習の統合」を掲げ、キリスト教の教えに基づいた教育を重視している。
同協会は、2011年の東日本大震災の発生直後から、聖書約1万4千冊を教会、学校を通して被災者に届けるとともに、復興支援事業の一環として、12年には東北各地での応援コンサート、福島メサイア・コンサートを行ってきた。その後も、福島市で放射線の影響を受けない屋内での「子どもの遊び場プロジェクト」などへの支援を行った。
申請書類の提出締切日は4月28日(金)。9月入学のコースを予定している。申し込み、問い合わせは、日本聖書協会・広報募金部募金担当(03・3567・1980)。留学支援プログラムの詳細、申込書類はこちら(PDF)。