【CJC】バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇フランシスコは7日、アッシリア東方教会のカトリコス総主教マル・ゲワルギス3世と会見した。
教皇はイラクとシリアをはじめとする中東の状況を直視し、多くの子どもを含む無実の人々が流血の紛争の犠牲となっていることは、いかなる理由においても正当化できないと強調。キリスト教徒はもとより、少数派の宗教や民族に属する人々が日常的に大きな試練に立たされていることに深い憂慮を示した。
マル・ゲワルギス3世の前任者、マル・ディンハ4世と聖ヨハネ・パウロ2世による共同宣言以来、アッシリア東方教会とカトリック教会の対話の歩みが開けたことを教皇は思い起こしながら、キリスト者の完全な一致を目指し、その歩みがよりいっそう前進することに期待を表明した。