
警視庁西新井署(写真:Abasaa)
東京都足立区にある中古車販売店の駐車場で8日夜、この店の経営者である埼玉県在住の40代男性とみられる遺体が見つかった事件で、警視庁西新井署は9日、経営者のいとこで店の従業員の小菅倫史容疑者(42)=埼玉県鴻巣(こうのす)市=を死体遺棄容疑で逮捕した。小菅容疑者は容疑を認めているという。NHKなどが伝えた。
NHKによると、小菅容疑者は8月23日夜、足立区鹿浜にある中古車販売店の駐車場に、経営者とみられる男性の遺体を遺棄した疑いが持たれている。小菅容疑者は逮捕前の事情聴取で、「休日の取得をめぐって経営者の男性と口論になった。相手の腕を引っ張ったら転倒して頭を打ち、意識がなくなった」と話していたという。
事件をめぐっては、経営者の知人男性が8日、「経営者と連絡が取れない。親戚に殺されたと聞いた」(NHK)と110番通報。時事通信によると、通報を受けた警察が足立区鹿浜の中古車販売店に駆け付けたところ、店に小菅容疑者がいた。事情を聴いたところ、「実は遺体がある」と認め、店の裏にある駐車場に案内したという。
朝日新聞や毎日新聞によると、遺体は腐敗しており、頭部に傷が2カ所あった。遺体はビニールシートにくるまれ、上からひもで縛られてタイヤが乗せられていたという。小菅容疑者は8日、通報した経営者の知人男性に遺体の運搬について相談を持ち掛けていたという。