名古屋市北区で21日午前、会社員の父親(48)が、小学6年生の息子(12)を包丁のようなもので刺す事件があった。息子は病院へ搬送されたが、間もなく死亡が確認された。警察は父親を殺人未遂容疑で緊急逮捕した。読売新聞などが伝えた。
同紙や共同通信によると、父親は21日午前10時ごろ、名古屋市北区上飯田北町の自宅マンションの一室で、長男の佐竹崚太君の胸の辺りを刺し、殺害しようとした疑いが持たれている。崚太君は病院へ運ばれたが、失血のため約1時間後に死亡した。
同紙によると、父親は崚太君を刺したことは認めているものの、「誤って刺してしまった」と話し、殺意は否認しているという。父親は妻と崚太君の3人暮らしで、妻は当時、外出中だった。父親が崚太君を病院へ運び、病院が110番通報した。