高松市のアパートで団体職員の木村友香(ゆか)さん(42)が殺害されているのが見つかった事件で、全国に指名手配されていた無職・赤塚真樹(まさき)容疑者(43)=住所不定=が19日、広島市内で身柄を確保され、殺人容疑で逮捕された。時事通信などが伝えた。
同通信によると、赤塚容疑者は12日午前9時ごろ、高松市福岡町のアパートで木村さんの首を絞め、殺害した疑いが持たれている。赤塚容疑者は、「私が殺したことに間違いない」と話し、容疑を認めている。
木村さんは13日午後0時15分ごろ、アパートの自宅玄関近くで、両手首を結束バンドで縛られた状態で死亡しているのが見つかった。産経新聞によると、現場の遺留物から本籍地が宮城県の赤塚容疑者が浮上し、香川県警が17日に逮捕状を取り、全国に指名手配していた。FNNによると、遺体に付着していた体の組織の一部が、赤塚容疑者のものだったという。
NHKによると、木村さんは一人暮らしで、部屋からは財布や鍵がなくなっていた。FNNによると、赤塚容疑者は金銭目的だったという趣旨の供述をしている。赤塚容疑者と木村さんとの接点はこれまでのところ確認されておらず、警察は事件の詳しい経緯を調べている。