出産したばかりの赤ちゃんの遺体を鳥取県岩美町内の雑木林に遺棄したとして、13日に逮捕されていたパート従業員・難波綾(なんば・あや)容疑者(35)=岩美町大谷=の自宅から、別の赤ちゃんの遺体も見つかっていたという。時事通信などが15日に伝えた。
同通信によると、別の赤ちゃんの遺体は、難波容疑者が逮捕された13日、紙袋に入れられた状態で、難波容疑者宅の倉庫の中で見つかったという。司法解剖の結果、死後1〜3年が経過しており、性別や死因などは不明。
難波容疑者は13日、出産したばかりの赤ちゃんを6月上旬、岩美町陸上(くがみ)の県道沿いにある雑木林の中に遺棄した疑いで逮捕されている。朝日新聞によると、この赤ちゃんは6月6日、清掃作業員が発見。司法解剖の結果、死因は窒息死だったという。
テレビ朝日によると、雑木林の中で見つかった赤ちゃんは、へその緒がついた状態でポリ袋に入れられ、不法投棄されたゴミの中に捨てられていたという。現場周辺への聞き込みなどから、難波容疑者が浮上。調べに対して、「私が産みました」と話し容疑を認めている。日本テレビによると、難波容疑者には夫や子どももいたという。
TBSによると、近所の人は「(難波容疑者が)ダウンジャケット着ておなかを隠していた。家の中からダウンジャケット着て出てきた」などと話しており、難波容疑者が1年半ほど前に妊娠していたとする情報もあるという。警察は難波容疑者宅から見つかった赤ちゃんの遺体についても、詳しく事情を聞くことにしている。