長野県松本市梓川倭(あずさがわやまと)の住宅で27日未明、この家に住むパート従業員・山田佐登美さん(53)が首から血を流して倒れているのが見つかった。家族が通報し、山田さんは病院へ運ばれたが死亡が確認された。警察は殺人事件として捜査している。時事通信などが伝えた。
同通信などによると、山田さんは夫の両親と高校生の長女、長男の5人暮らし。2階で寝ていた長女が物音を聞いて、1階へ降りたところ、寝室で首から血を流して倒れている山田さんを発見。27日午前1時10分ごろに通報。山田さんは病院へ運ばれたが、約1時間後に死亡が確認された。
産経新聞によると、山田さんの首には刃物で傷つけられたとみられる痕があった。凶器は見つかっておらず、寝室内が荒らされたり、窓ガラスが割られたりしたような形跡はなかったという。
朝日新聞によると、山田さんの夫は単身赴任中で、当時は山田さんと夫の両親が1階で、長女と長男が2階で就寝していた。
警察は殺人事件として捜査し、司法解剖して死因を調べるとともに、自宅玄関が当時施錠されていたかどうかなどを調べる。
近所の住民はTBSの取材に対し、「大変びっくりしている。真面目に暮らしているご家族ですので」などと話した。