東京都目黒区碑文谷6丁目にある「碑文谷公園」の「弁天池(碑文谷池)」で23日午前、人とみられる遺体の右足部分が見つかった。さらに、頭や胴体などの部位も見つかり、バラバラにされた遺体が弁天池に遺棄されたとみて、警察が死体遺棄事件として捜査している。NHKなどが伝えた。
NHKや毎日新聞によると、碑文谷公園を通りがかった通行人の男性が、弁天池で人の足のようなものを見つけ、23日午前10時半過ぎに近くの交番に届け出た。警察が捜索したところ、頭や胴体、足など複数の部位が見つかったという。
遺体は一部が白骨化しており、性別や年齢などはこれまでのところ不明。服や靴は身に付けてなかったという。毎日放送によると、遺体はバラバラの状態だったが、弁天池のほぼ同じ場所から見つかり、これまでにほぼ全身の部位が発見されたという。
毎日放送によると、遺体の一部を見つけたという公園の清掃員は、「マネキンかなと思ったけど、それが足だった。池の中にあった」などと話している。
同放送によると、弁天池は深さが約1メートル前後。碑文谷公園は東急東横線・学芸大学駅から南西に約400メートルの場所にあり、NHKによると、北側は夜間に閉鎖されるものの、弁天池がある南側は24時間出入りができるという。
目黒区のホームページによると、弁天池は、元々は荏原郡碑文谷村共有の水田灌漑用ため池だったが、現在は有料でボートを貸し出すなどしている。