生後約2カ月の男児に電気ヒーターを接触させ、全治半年〜1年の大やけどを負わせたとして、福島県内に住む会社員の少年(19)=同県飯塚市=と、交際相手の無職の少女(19)=同県春日市=が13日、傷害容疑で逮捕された。西日本新聞などが伝えた。
同紙によると、2人は4月13日午前5時半ごろ、少年宅で男児の右太ももなどを電気ヒーターの送風口に接触させるなどして、大やけどを負わせた疑いが持たれている。
ヒーターは下部に送風口があり、少女がやけどに気が付き119番通報したというが、搬送先の病院が虐待の疑いがあるとして、警察に通報していたという。朝日新聞によると、ヒーターは男児の布団から45センチの場所にあり、当時の男児は寝返りを打てるような時期ではなく、警察は男児自らがヒーターに近づくことは困難とみている。
2人は結婚していないが、交際しており、当時は飯塚市にある少年の自宅アパートで同居していた。少年は「やっていない」と話し、少女は「泣き声で目が覚めると子どもがヒーターの近くにいた」などと話し、それぞれ容疑を否認している。