川崎市麻生区の小田急小田原線の踏切で15日夜、特急ロマンスカーと乗用車が衝突する事故があった。この事故で乗用車が大破し、運転していた女性(66)=川崎市麻生区=が死亡した。NHKなどが伝えた。
NHKや東京新聞によると、現場は小田原線・新百合ケ丘駅〜柿生(かきお)駅間にある川崎市麻生区上麻生4丁目の踏切で、箱根湯本発新宿行き特急ロマンスカーと乗用車が15日午後9時55分ごろ、衝突した。
車は大破し、車に乗っていた女性が中に閉じ込められ、約2時間後に救出されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。ロマンスカーには約100人の乗客がいたが、けが人などはなく、徒歩で新百合ケ丘駅まで移動した。
現場の踏切には遮断機と警報機が設置されており、事故当時、遮断機は下りていたという。FNNによると、遮断機が下りた踏切に乗用車が進入したとみられており、車内には家族宛てに「ありがとう」と書かれたメモが見つかったことから、警察は自殺とみて詳しく調べている。
この事故の影響で、小田原線は新百合ヶ丘駅〜町田駅で約4時間運転が見合わせられ、約2万に影響が出た。16日は始発から平常通り運転しているという。