長崎魚市場(長崎市京泊3丁目)で13日午前7時ごろ、酸素ボンベが破裂し、天井の一部が落下した。この事故で、4人が病院へ搬送された。産経新聞などが伝えた。
同紙によると、破裂した酸素ボンベは1本とみられ、約10メートル四方の天井の一部が落下したという。テレビ朝日によると、破裂したのは長さ1・5メートル、直径25センチの酸素ボンベで、爆風で周囲約10メートル内にあった物を吹き飛ばした。魚用の水槽に空気を送るボンベだったが、約10年間使われておらず、老朽化していたという。
病院へ搬送された4人のうち、近くで働いていた仲卸業者の44歳と32歳の男性2人が軽傷で、男女2人が耳鳴りを訴えたため、病院へ運ばれたという。
警察は、酸素ボンベの管理状況によっては、業務上過失傷害の容疑もあるとみて調べている。