栃木県鹿沼市で5日午後4時前、2人乗りのバイクが幅寄せしてきた軽トラックと接触して転倒し、乗っていた女子高生(17)が頭蓋骨を折る重傷を負う事故があった。軽トラックはその後逃走し、警察はひき逃げ事件として捜査している。テレビ朝日などが伝えた。
テレビ朝日や産経新聞によると、鹿沼市板荷の県道で5日午後3時50分ごろ、会社員・松野亮さん(17)=鹿沼市千渡=が運転するバイクが、軽トラックを追い抜くため、左側をすり抜けようとしたところ、軽トラックが幅寄せしてきたという。このため、バイクは軽トラックに接触し転倒。後部座席に乗っていた高校3年の森田朱音さん(17)=同=が頭蓋骨を折る重傷を負った。松野さんは軽傷だという。
事故当時、松野さんと森田さんは、友人らとバイク数台で一緒に走行していたという。目撃者は「オートバイが通って、振り返ってみたら、軽トラがバイクを抜いてあおっていた」(テレビ朝日)と話している。
NHKによると、軽トラックは白色で、現場からは軽トラックのものとみられるサイドミラーが見つかっている。
現場は見通しの良い片側1車線の直線道路で、警察は自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の両容疑で、軽トラックの行方を追っている。