日本のカトリック教会や日本聖公会、日本バプテスト連盟憲法アクション、キリスト者平和ネット、宗教者九条の和なども加わっている「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」(東京都千代田区)は25日、「戦争法の廃止を求める2000万人統一署名」を6月30日まで継続すると発表した。
同委員会は公式サイトで、この署名を4月25日に集約した分を5月19日に国会に請願として提出することになるとしている。「全国のみなさんのご努力で、署名者はすでに1000万人を超えたと見込まれます」と、同委員会は述べている。
「けれども、全国各地では『2000万人』の達成を目指して、いまなお署名活動を続けている人びとが多く、また、参院選挙が迫る中、戦争法の危険性と廃止の重要性を訴える意義が大きいことから、署名は6月30日まで継続することにします」と、同委員会は説明している。
「5月19日の提出以降に集まった署名は、参院選後の臨時国会に提出しますので、重ねてのご奮闘をお願いします」と、同委員会は呼び掛けている。署名用紙など詳しくはこちら。
なお、同委員会は憲法記念日である5月3日(火・祝)の午後1時から(イベント広場での催しは午前11時から、プレコンサートは12時から)、有明防災公園(東京臨海広域防災公園、東京都江東区)で「明日を決めるのは私たち 平和といのちと人権を!5・3憲法集会」と題する大規模な集会を開催する予定。
また、安保法制が昨年9月19日に「可決」されたことを覚えて、5月19日(木)には「戦争法発動させない!戦争する国許さない!安倍内閣は退陣を!5・19議員会館前行動」を衆議院第2議員会館から国会図書館前にかけて行う。さらに、6月5日(日)午後2時からは、「戦争法廃止!安倍内閣退陣!6・5国会前代行動(仮称)」を国会周辺で予定している。
憲法集会のチラシなど、詳しくはこちら。
なお、同委員会が原告に加わるよう呼び掛けている「安保法制違憲訴訟の会」の公式サイトによると、同会は26日、安保法制は日本国憲法に違反しているとして、差し止めを請求して東京地裁に提訴したという。詳しくは同サイトで。