【CJC=東京】ドイツ福音主義教会連盟(EKD)常議員会のハインリッヒ・ベドフォード・ストローム議長が21日、バチカン(ローマ教皇庁)内の教皇宿舎サンタマルタ館で教皇フランシスコと初めて会見した。バチカン広報事務所の日程表には記載されていなかった。
約1時間に及んだ会見で、双方はエキュメニカルな主導性、難民問題、使徒的勧告「アモリス・ラエティティア」について話し合った。
ベドフォード・ストローム議長は独ケルンのラジオ局に、教皇の発言と態度へ共感を示し、教皇の温かさと率直さに驚いた、と語った。「私たちは兄弟として会った。そのことが私に希望をもたらした」という。
教皇がドイツ語を楽に話すことに驚かされたと議長。イタリア語で教皇が話すときはヴァルター・カスパー枢機卿が通訳したという。