覚せい剤を密売したなどとして、指定暴力団「住吉会」系の暴力団幹部・武田彰容疑者(56)=仙台市=や、武田容疑者が取り仕切る密売グループのメンバー、また宮城、福島両県の客ら計73人が13日、覚せい剤取締法違反容疑などで逮捕された。共同通信が伝えた。
同通信によると、逮捕されたのは武田容疑者を含む密売グループのメンバー4人と、グループに覚せい剤を売ったという会社役員・菅野秀幸容疑者(43)=福島県いわき市=の5人、また覚せい剤を買った宮城、福島両県の客68人。
73人を逮捕したのは宮城県警や東北厚生局麻薬取締部の合同捜査本部。合同捜査本部は14年6月にも、住吉会系の組員や客ら33人を、覚せい剤を組織的に密売したなどとして逮捕している。