千葉県柏市の住宅地にあるごみ置き場で11日昼前、砲弾のようなものが入った筒状のケースが見つかり、近くの住民が一時避難する騒ぎがあった。陸上自衛隊の不発弾処理隊が回収し、詳しい内容を調べている。日本テレビなどが伝えた。
日本テレビによると、ごみの回収業者の男性が午前11時40分ごろ、柏市東逆井の住宅地にあるごみ置き場で砲弾のようなものを発見し、110番通報した。長さ56センチ、直径8センチほどの真新しい筒状のケースに、砲弾のようなものが入っていたという。
日刊スポーツ紙によると、ケースには「りゅう弾 弾頭 信管付き」などと書かれ、ごみ袋には入っておらず、むき出しの状態だったという。時事通信によると、ケースの中に入っていたのは、砲弾の飛距離や飛び方を調べる「特点弾」とみられるという。
警察は安全のため、現場から半径100メートルの範囲に住む住人約70人を避難させ、陸上自衛隊朝霞駐屯地(東京都練馬区)の不発弾処理隊が午後5時前に回収した。
この日は、現場近くの地区では資源ごみの回収日だったという。現場付近への立ち入りは約3時間半規制されたが、規制は既に解除され、住民は帰宅したという。