欧州教会協議会(CEC)のジャン・アルノルド・デクレルモン議長は、先週ロンドンで開催されたCECと欧州司教会議協議会(CCEE)の代表らによる会議で、今後10年以内に欧州各国の聖公会、正教会、プロテスタント各派に加え、カトリック教会もCECに加盟するよう提案した。CJC通信が伝えた。
同通信によれば、今回の提案は、昨年9月にルーマニアのシビウで開催された第3回欧州エキュメニカル大会(EEA3)での提案に沿ったものだという。今回の会議は大会後、CECとCCEE間で行われた初の会議。大会はCEC、CCEEによって組織されたもので、約1500人が参加した。
現在、カトリック教会は数カ国が加盟する地域レベルの協議会では、カリブ教会会議、中東教会協議会、太平洋教会会議の3つの協議会に正式に加盟しており、ブラジルや南アフリカなどでは国レベルの協議会に加盟している。日本では加盟していない。