【CJC=東京】米国の主要25教派の教勢は、多くが停滞か減少のいずれかに陥っていることが、米教会協議会発行の『米加教会年鑑』2008年版で明らかになった。
同年鑑は224の教派、団体などを対象に調査した結果をまとめた。ほとんどのデータは2006年のもの。
主要25教派(1億4738万2460人)では0・24%の微増。教勢増加6教派、横ばい12教派、減少が7教派。
年鑑のアイリーン・W・リンドナー編集長は、20代と30代では地域教会に出席し、献金などで支えているものの、会員になることをためらう、と語っている。
減少が目立つのは、同性愛問題などで揺れる聖公会が最大の4・15%減で会員数215万4572人、15位。米長老教会(PCUSA)も2・36%減。
成長率首位はエホバの証人で2・25%増加し100万人を超えて25位、106万9530人。モルモン教会(末日聖徒イエス・キリスト教会)が1・56%増。
ローマ・カトリック教会、南部バプテスト連盟、アッセンブリーズ・オブ・ゴッド(280万人)、アフリカン・メソジスト・エピスコパル・ザイオン教会(140万人)などがいずれも1%以下ながら増加した。
信徒数で見た上位10教派は次の通り。順位は前年と変わらない。
▽カトリック教会(6751万5016人、0・87%増)、▽南部バプテスト連盟(1630万6246人、0・22%増)、▽合同メソジスト教会(799万5456人、0・99%減)、▽末日聖徒イエス・キリスト教会(577万9316人、1・56%増)、▽キリストにある神の教会(549万9875人、横ばい)、▽全国バプテスト会議(NBCUSA=500万人、横ばい)、▽米福音ルーテル教会(477万4203人、1・58%減)、▽全米バプテスト会議(NBCA=350万人、横ばい)、▽長老教会(PCUSA=302万5740人、2・36%減)、▽アッセンブリーズ・オブ・ゴッド(283万6174人、0・19%増)。