神奈川県小田原市久野の「小田原こどもの森公園わんぱくらんど」で30日午後、空気を入れて膨らませるタイプの大型の滑り台が強風で倒れ、子どもや近くにいた大人など計11人がけがをして病院へ搬送された。NHKなどが伝えた。
NHKによると、小田原こどもの森公園わんぱくらんどで30日午後2時10分過ぎ、滑り台が倒れ、けが人が出ていると通報があった。この事故で、1〜12歳の子ども6人と、30〜70代の大人5人の計11人がけがをした。けがの程度は分かっていないが、いずれも意識はあるという。
滑り台は高さ5メートル、幅6メートル、奥行き4メートルで、空気を抜いた状態の重さは約300キロ。TBSによると、「ちびっこスライダー」という空気を入れて膨らませるゴム製の滑り台。
小田原市では30日未明から強風注意報が出されており、同日午後2時には10・8メートルの風が観測されていたという。