【CJC=東京】米宣教専門「アシスト」通信によると、聖書の現地語訳出に尽力しているアフリカ系活動家4人が中東某地のウィクリフ聖書翻訳協会事務所で武装集団に襲撃された。2人が射殺され、別の2人も殴打された際の傷が元で死去した。この2人は射殺された翻訳者を守ろうと身をもってかばったところ、銃弾が無くなった銃で殴打されたという。
武装集団は、オンデマンド印刷機、書籍、翻訳書類なども破壊した。ただ同協会の関係者によると、コンピューターのハードドライブに保存されていた8言語の訳出作業の成果は破壊を免れた。犠牲者の家族への祈りと、作業完成のための後継者を得られるよう祈ってほしい、と言う。
現地の危険度から見て、同協会は、中東でより安全な場所を探すことも検討する。