立教大学(東京都豊島区)は2017年度の入学試験(一般入試・センター試験利用入試)より、従来の紙による出願を全面的に廃止し、Web出願・入学手続きを開始することを2月24日、同大のホームページで発表した。同システムを導入することで、場所を問わず24時間いつでも手続きが可能となる。
同大は、▽願書が無料でダウンロード可能、▽24時間いつでも手続き可能、▽スマートフォンからも出願可能、▽入学志願票の入力ミスを防ぐことができる、▽出願時の情報が引き継がれるため入学手続きが簡単、▽クレジットカード、ATM、コンビニなどで支払い可能といった六つの特長を挙げ、志願者と入学手続者の利便性が向上し、事務処理の効率化にもつながると話す。
Web入学手続きの導入については、関東地区では東洋大学と青山学院大学に続いて3校目となり、キリスト教主義大学では2校目となる。また、同大がシステム導入を発表した同じ日に、早稲田大学も来年度からの導入を発表した。他にも日本大学が学部単位ですでに導入しており、今後大学でのWeb入学手続きが増加するとみられる。
立教大学は、同大ならではのカリキュラムで専門性を追求し、現在10学部27学科8専修を設置する日本聖公会系のキリスト教主義大学。2014年には文部科学省より、世界トップレベルの教育・研究を目指す「スーパーグローバル大学」に選定されている。