昨年2月に火災で焼失した長崎県新上五島町の江袋教会再建のために、地元の県立上五島高校の生徒らが募金を集め、今月初め、同教会を所有するカトリック長崎大司教区に寄付した。募金活動は学校の総合的な学習の時間の一環として行われたもので、校内でポスター掲示したり、町内のイベントへ参加するなど募金を集めた。地元の長崎新聞が5日伝えた。
同教会は、現在日常的に使われている木造教会として県内最古のものであったが、昨年2月12日の火災で全焼した。木造瓦葺き平家建てで、海を見下ろす急傾斜の山腹に建てられ、同町の有形指定文化財となっていた。
今回の募金によって10万2286円が集まり、同教会教会再建のために役立てられる。