大阪市北区の阪急梅田駅近くの交差点で25日昼に発生した車の暴走事故で、これまでに運転手の会社経営者、大橋篤さん(51)と歩行者の50代の男性の2人が死亡した。他に、歩行者の28歳の女性が意識不明の重体だという。NHKなどが伝えた。
NHKによると、大橋さんは運転中に、心臓近くの血管が破裂する突発性の病気を発症し、意識を失っていた可能性があるという。朝日新聞によると、救急隊からは、大橋さんに大動脈解離の症状がみられるという情報が入っているという。
産経新聞によると、大橋さんが運転していた車は、阪急梅田駅近くの交差点を西から東に直進。横断歩道を歩いていた数人をはね、さらに歩道に乗り上げて、約40メートル先の花壇に突っ込んで止まった。現場付近には目立たブレーキの痕はなかったという。
この事故では、亡くなった2人と重体の1人の他に、8人が重軽傷を負った。