滋賀県彦根市の男性会社員(44)宅で16日、県立高校3年の兄(18)が、市立小学5年の弟(11)を包丁で刺し、自分自身も刺した事件で、滋賀県警彦根署は22日、兄を殺人未遂容疑で逮捕した。兄は「大学受験に失敗し、腹が立ってやった」などと話しているという。時事通信などが伝えた。
同通信によると、勤務先から帰宅した母親(48)が16日、自宅のリビングで血まみれになって倒れている弟を発見。弟は約30カ所に傷を負って入院中だが、命に別条はないという。兄も自分の腹を刺して入院していたが、22日に退院し、逮捕された。兄は弟を刺したことは認めているが、殺意は否認しているという。
産経新聞によると、兄弟は両親とおばの5人暮らしで、事件発生時は兄弟2人だけだったという。