パナソニック子会社の社員、西岡壱成容疑者(20)=高松市=が22日、クレームを受けていた客の自宅に火を付けたとして、現住建造物等放火未遂容疑で逮捕された。テレビ朝日などが伝えた。
テレビ朝日や産経新聞によると、西岡容疑者はパナソニックの子会社である電気製品修理会社「パナソニック・エコソリューションズ・テクノサービス」の社員で、今月18日午前2時ごろ、香川県丸亀市の男性客(64)の自宅にある竹垣などに灯油をまいて火を付け、放火しようとした疑いが持たれている。
西岡容疑者は、男性客から食器洗い機についてクレームを受けており、事件当日は午前中に上司と代替品を持って男性客宅を訪れる予定だった。しかし、製品を用意できなかったため、「家が燃えたらクレームどころじゃないと思って火を付けた」(同紙)などと話しているという。
NHKによると、西岡容疑者は、丸亀市郡家町にある男性客宅の竹垣やエアコンの室外機など3カ所に灯油をまいて火を付け、放火しようとした。しかし、男性客がすぐに気付いて火を消し止めたという。男性客にけがなどはなかった。
パナソニック・エコソリューションズ・テクノサービスのホームページによると、同社はパナソニックが100パーセント出資する会社で、資本金は3億円。従業員は930人。