大阪でのフランクリン・グラハム国際大会開催のために、今月初旬にも米国のビリー・グラハム伝道協会の関係者らが来日することが2日、関係者の話でわかった。まだ正式決定ではないが日本側の関係者は2010年秋の開催を希望している。クリストファー・サン東京大会も同年秋の開催が予定されており、二大伝道大会の同期開催の可能性が出てきた。
フランクリン・グラハム氏は06年にも、沖縄で大規模伝道大会「フランクリン・グラハム国際大会」を主催。3日間で3万以上が参加し、決心者は2千人以上に上った。
沖縄大会では、県内約150の教会が協力体制を敷き、1980年のビリー・グラハム国際大会以来、26年ぶりとなる沖縄全県あげての大規模集会となった。
今回開催が予定されている大阪では、近畿地方を中心に約500の教会が協力する近畿福音放送伝道協力会(大阪市中央区)の存在など教団教派を超えた教会間の連帯が強く、大会開催に向けた今後の大きな盛り上がりが期待される。
また、同じく2010年の秋に開催を予定しているクリストファー・サン東京大会は、昨年末からクリストファー・サン伝道協会の日本委員会が都内で準備会を開くなど、大会に向けた準備がすでに進められている。関係者によると、こちらも都内での数万人規模の集会を企画している。
09年には、日本のプロテスタント宣教150周年を記念する様々な催しが全国で開催され、全国規模での教会の活性化が期待されている。それだけに、その翌年に東京、大阪での二大伝道大会開催が実現すれば、日本のキリスト教会の閉塞感を打ち破る重要な動きへと発展することが予想される。