日本のプロテスタント教会最大規模の大和カルバリーチャペル(神奈川県大和市)を牧会する大川従道・同教会主任牧師が2月5日から10日間、米国を訪問する。期間中、ブッシュ米大統領らが出席する国家朝食祈祷会(2月5日)や、日系ゴスペルクワイアらが出演する在米日系人を対象とした集会(同10日)などに参加する。
50年以上の歴史を持つ米国の国家朝食祈祷会はキリスト教団体「ファミリー」が開催するもので、米大統領が演説することが恒例となっている。毎年2月第一火曜日に開催され、世界各国のキリスト教指導者や著名人らが招待される。日本人では、映画「親分はイエス様」の主人公モデルとして知られる鈴木啓之氏(シロアムキリスト教会牧師)が98年、日本人として初めて壇上に上がり証している。
大川氏は1月27日の主日礼拝メッセージの中で同祈祷会への参加について触れ、北朝鮮の拉致被害者である横田めぐみさんの母・横田早紀江さんから手紙を受け取り、大統領に手紙を渡す考えであることを伝えている。
2月10日に行われる在米日系人向けの集会では、ゲストスピーカーとしてメッセージを伝える。集会は、ロサンゼルス近郊にあるアセンション・ルーテル教会で行われ、ロサンゼルスで25年以上にわたって活動する日系ゴスペルクワイア「NCM2(New Christian Music Ministry)」や、米国ルーテル教団公認シンガーのジョン・ジョンソンらが出演する。