熊本市消防局の救急隊員、柴田忠明容疑者(55)が15日、30代の知人女性の身体的特徴などをインターネット上の掲示板に複数回にわたって書き込んだとして、ストーカー規制法違反容疑で逮捕された。時事通信が伝えた。
同通信によると、柴田容疑者は昨年8〜11月、インターネット上の掲示板に、飲食店でアルバイトをする30代の知人女性の身体的特徴などを9回にわたって書き込んで疑いが持たれている。柴田容疑者は、掲示板への書き込みは認めているが、「恋愛感情はなかった」と容疑の一部を否定しているという。
警視庁のホームページによると、ストーカー規制法では「つきまとい等」として、1)つきまとい・待ち伏せ・押しかけ、2)監視していると告げる行為、3)面会や交際の要求、4)乱暴な言動、5)無言電話、連続した電話・ファクシミリ・電子メール、6)汚物などの送付、7)名誉を傷つける、8)性的しゅう恥心の侵害、の8項目を定め、同一の者に対し「つきまとい等」を繰り返して行うことを「ストーカー行為」と規定している。
一方、同法で定める「つきまとい等」は、「特定の者に対する恋愛感情その他の好意感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、その特定の者又はその家族などに対して行う」ものと規定されている。