大阪市立東三国小学校(淀川区東三国)の屋麻戸浩校長(55)が10日、同市立堀江小学校(西区北堀江)で教頭を務めていた際、PTA会費約480万円を着服していたとして、懲戒免職された。共同通信が伝えた。
同通信によると、屋麻戸校長は2008年10月〜11月4日、堀江小でPTA会計の銀行口座から現金を引き出す際、余分に引き出す手口で着服していたという。正当な引き出しも含め、PTA会計の口座から約100回引き出していたという。
着服した約480万円のうち約120万円については既に使っており、住宅ローンの返済などに充てたと話しているという。残りの約360万円については不明。
一方、屋麻戸校長は、該当口座を閉鎖するなどして、着服がばれないよう取り引き記録を隠すなどしていた。大阪市教育委員会は、堀江小のPTAと協議した上で、刑事告訴を検討するという。