神奈川県大和市上草柳の住宅で10日午前5時ごろ、火事が発生した。住人の80歳男性が、空炊きとなったやかんに水をかけようとしたところ、誤って灯油をかけ炎上。木造2階建ての住宅が全焼した。時事通信などが伝えた。
同通信によると、男性は10日午前4時ごろ、2階の部屋で、暖房用に水の入ったやかんを小型コンロの上に置いて寝た。約1時間後、やかんが空炊きになり、煙が出ているのに気付いたため、ペットボトルの水をかけようとしたが、誤って灯油が入ったペットボトルを選び、灯油をかけてしまったという。室内には、コンロの燃料用に灯油が入ったペットボトルと、水が入ったペットボトル計約10本が置いてあったという。
日本テレビによると、男性は「目を覚ますとやかんが空だきになっていて、冷ますために誤って灯油をかけてしまった」と話している。男性は軽いやけどを負った。