津波や内戦の被害が残るスランカに職業訓練センターを開設しようと開催される「チャリティー・ゴスペル・マラソン2008(CGM2008)」で、約4ヶ月間プロの講師から指導を受け、当日もプロのゴスペル・アーティストと共演することが出来る出演者80人が決定した。当初募集人数は40人であったが、わずか1週間で定員に。急きょ1クラスを増設し定員を80人としたが、今月15日に定員に達し募集が打ち切られた。クラスは2月9日から始まる。
クラスで講師を務めるのは、19歳から本場黒人教会でゴスペルを学び歌手・講師として活躍中の「Nana」、ゴスペルグループ「EVERLASTING JOY」を率い、大阪では150人以上の生徒を持つカリスマ講師「Bee芦原」、100人規模のゴスペルグループ「Everlasting Joy」の代表である「Bro.Taisuke」の3人。これら3人の講師が中心となり月2回、全8回のクラスで今回集まった出演者80人を指導する。
同イベントは、「Nana」によって昨年10月に設立された「NGOゴスペル広場」とスリランカ支援のために活動する国際協力団体「NGO TECHJAPAN」が主催するもの。「NGOゴスペル広場」は「楽しい時間のために使ったお金が、別の場所で大きな力になる」をコンセプトに、ゴスペルワークショップやイベントを企画。活動への参加費の一部を「ゴスひろ国際協力基金」として世界の貧困解消のために使用する。「NGO TECHJAPAN」は津波や内戦で夫、仕事をなくした貧困家庭の女性たちが自立できるように、職業訓練センターの設置、運営のほか、保育園や図書館の開設などを行っている。
CGM2008での収益はすべて、スリランカ北東部トリンコマリーでの裁縫センター開設のために使われる。参加者が200人以上集まれば、裁縫センターを一つ開設できる。当日は、スリランカの現地活動レポートも行われるという。
総合司会・ナレーションは元フジテレビアナウンサーの政井マヤ。開場昼12時半、開演午後1時、終演同6時。会場は、SYDホール(住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷4‐25‐2、JR代々木駅徒歩5分、電話:03・3405・5555)。参加費は3月31日までが一般4400円、中・高・大学生3700円、4月1日からが一般4900円、中・高・大学生4200円。詳細はホームページ(http://www.gospelhiroba.com/cgm2008)まで。