台湾で現地時間6日午前3時57分(日本時間同日午前4時57分)ごろ、南部の高雄市を震源とするマグニチュード(M)6・4の地震があった。南部を中心に大きな揺れがあり、このうち台南市では高層ビルが崩れるなどの大きな被害が出ている。NHKなど国内メディアが、地元メディアの報道などを基に伝えた。
NHKによると、台南市のビルには地震発生時、住民約200人がいたとみられ、救助活動が行われている。共同通信が地元TVBSテレビの報道として伝えたところによると、倒れたビルは17階建てで住民100人以上が閉じ込められたとみられている。
一方、朝日新聞によると、午前6時半までに123人が救出され、26人が病院へ搬送された。
同通信によると、今回の地震では、台北などの一部を除き、台湾のほぼ全土で揺れがあった。震源は台湾南部の高雄市美濃で、震源の深さは約16キロ。