兵庫県尼崎市海岸町の尼崎港で1日午前10時ごろ、岸壁に係留していた船の上から、100トンの大型クレーン車が横転する事故があった。1人が行方不明になっている。国内主要各紙が伝えた。
産経新聞などによると、岸壁に係留していた船の上で、クレーンを移動させていたところ、岸壁側にクレーンが横転したという。車体部分が海に落ち、運転手の男性(36)が肩などにけがを負った。毎日新聞によると、男性は打撲や低体温症などで病院に運ばれた。
一方、クレーンを誘導していた作業員の男性(72)の行方が分からなくなっている。警察は海に投げ出されたものとみて捜査している。
読売新聞によると、事故当時、クレーンでは何かを釣り上げるような作業はしていなかったという。
現場は、阪神高速湾岸線の尼崎東海岸出入り口近く。工場や倉庫などが立ち並んでいる。