ウガンダで警察官のイスマイル・クロバさん(43)が、イスラム教からキリスト教へ改宗したことを理由に殺害された。
イスマイルさんは、土地についての言い争いに対する出動要請に応えて現場に向かったが、そこで待っていたのは、イスマイルさんを取り囲み、殺そうとしている20人の男たちだった。
襲撃事件を目撃していた地元のあるクリスチャンは、「彼らは、イスマイルさんが背教者となったと判断しました」と身の安全のため、匿名を条件に話した。襲撃者の一人がイスマイルさんの頭に石を投げつけたことで、事件が始まったという。
「イスマイルさんは倒れ込みました。そして最初に石を投げた男がイスマイルさんの銃を取り、頭に向けて2発撃ちました。イスマイルさんは死に、他のムスリムは『アッラー・アクバル(神は偉大なり)』と叫んでいました」
「近所に住んでいるムスリムは、『あなたは、私たちの民をキリスト教に改宗させた。だからアッラーの罰を受ける時が来た』と言っていました」
「ムスリムが、この地域でキリスト教に改宗した人々、特に仲間のムスリムに犠牲を払ってキリストの愛を分かち合おうとした人たちを殺そうとしている今、祈りが必要です」
「私たちは、迫害されている教会の声となり続けるでしょう。暗闇の悪しき力に対して神の業は、究極的には勝利するのです」と語った。
地元のクリスチャンたちは報復として、この襲撃事件に関わったとみられるムスリムの家に放火した。このことで、事態はいっそう深刻になっている。