監督が部員の頬をたたくなどの暴力行為をしていたとして、2016年春のセンバツ(第88回選抜高校野球大会)の21世紀枠推薦校に選ばれていた和歌山東高校が、推薦を辞退した。日本高校野球連盟が16日、辞退の届け出を了承したと発表した。朝日新聞などが伝えた。
同紙などによると、監督は11月17日、部活動とは別の生活指導の際、反抗的な態度を取った部員の頬を平手で2回たたいた。また部長は、この暴力行為を把握しながら高校野球連盟への報告を怠ったという。
和歌山東高校は、2016年春のセンバツの和歌山県の21世紀枠推薦校に選ばれていたが、今月11日に発表された21世紀枠候補校(9校)には選ばれていなかった。和歌山東高校が該当する近畿地区では、兵庫県立長田高校が候補に選ばれている。