2015年12月8日(日本時間9日)に公開された「Windows Update」の月例更新に含まれる、Outlook 2010 用の更新プログラム「KB3114409」に不具合があることが、ネット上などで報告されている。
不具合は、Windows Update でアップデートした後、Outlook 2010 がセーフモードで起動するというもの。同じような不具合を報告する人は多数おり、Outlook 2010 用の更新プログラム「KB3114409」をアンインストールし、再起動すると治るという。
一方、マイクロソフトは、Windows の「管理者」が、Outlook 2010 をセーフモードで起動しないようにする方法(英語)を8日、公開した。方法の概要は下記の通り。
更新:マイクロソフトは9日、この不具合についての新しい情報(英語)を発表。KB3114409 をインストール後、Outlook 2010 がセーフモードのみで起動する場合は、KB3114409 を削除するよう求めている。KB3114409 は既に提供を中止しているという。
1)全ての Microsoft Office アプリケーションを終了する。
2)レジストリエディターを起動する。Windows 10 の場合:「スタート」に行き、検索ボックスに「regedit」と入力。検索結果に出てくる「regedit.exe」をクリックする。
Windows 8、Windows 8.1 の場合:右上隅にマウスを移動させ、「検索」をクリック。検索ボックスに「regedit」と入力し、検索結果に出てくる「regedit.exe」をクリックする。
Windows 7、Windows Vista の場合:「スタート」をクリックし、検索ボックスに「regedit」と入力。検索結果に出てくる「regedit.exe」をクリックする。3)次のレジストリサブキーを探し、選択する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Office\14.0\Outlook\Security\
4)「編集」メニューで、「新規」をポイントし、「DWORD 値」をクリックする。
5)DisableSafeMode を入力し、「Enter」キーを押す。
6)「詳細」で、DisableSafeMode を右クリックし、「変更」をクリックする。
7)「値データ」ボックスで、 1と入力し、「OK」をクリックする。
8)レジストリエディターを終了する。
マイクロソフトは、レジストリを誤って変更すると深刻な問題が発生することがあるとし、問題が発生した場合に復元できるよう、変更前にレジストリをバックアップしておくよう注意している。