クリスマスを間近に控え、今年最後となるフライデーナイトが21日、お茶の水クリスチャンセンター(OCC)の8階チャペルで行われた。シンガーソングライターのユミコ・ベックの司会で、磯山秀子、OCCゴスペルスクールのゴスペルクワイア「Sing fo joy」、ピアニストの吉田恵がそれぞれクリスマスソングを会場に届け、目前に控えるイエス生誕の記念日を祝った。
2007年を締めくくるメッセージは、テレビ番組「ライフ・ライン」やラジオ番組「世の光」のパーソナリティーとして広く知られる榊原寛氏。「クリスマスで私たちがプレゼント交換をするずっと以前、神様が私たちにイエス様を贈ってくださいました」とマタイ2章1〜12節のイエス生誕の場面で、東方の博士たちが宝箱を開け幼子に宝物を贈ったことを引用し、「イエス様がお生まれになったこの日、神様のほうから宝箱を開けてプレゼントしてくださった」と語った。
榊原氏は、「今日の私の心も(臭く汚れた飼葉おけのように)冷たく、心配、悩み不安、恐れでいっぱいかもしれない。嫌な過去の思いを負っているかもしれない。しかし、イエス様はそこにもお入りになり、光として、あたたかさとして、優しさとして、なぐさめ許し、素晴らしい命になってくださる」と語り、「今日、私の部屋に入ってください。そのようになったらいいですね」と天からの贈り物であるイエス・キリストを喜びをもって迎えるように薦めた。
この日は、メッセージの後に軽食を囲んでの交わりの時を持ち、参加した約80人が共に今年一年の感謝と喜びを分かち合う特別な夜を過ごした。
榊原氏は来年への思いを、「日本の社会状況を考えると痛みがありますね。福音を伝え続けていかないといけない。」「今年の漢字に『偽』が選ばれましたけれど、人間が神様に何も隠さず、正直に向かって生きていけるような社会であれば祝福を受けられる。」「『平和をつくるものは幸い』と御言葉にあるように、優しさや思いやり、親切、相手の立場にたって接する、そのようにして神様の愛を伝えていきたい」と語った。
2008年最初のフライデーナイトは1月11日。アーサーホーランド師をメッセンジャーに迎え、音楽ゲストには三上勝久を招く。フライデーナイトは、OCC8階チャペルで毎週金曜日の午後7時から行われている。